2025年5月23日16:23
飛天ジャパンは、キャッシュレス決済端末の新製品「Pay BOX(M80)」を2025年6月より販売開始すると発表した。同製品は、スマートフォンでのQRコード提示による高速・非接触決済(CPM方式)に対応し、既存の「Pay BOX(F76)」とは異なり、機器の外部に簡易に取り付け可能なコンパクト設計が特長だという。独自コード決済やハウスマネーへの対応、LEDライトによる視認性向上など、利用者・店舗双方の利便性を追求した最新モデルだとしている。
IoTプラットフォーム/Pay BOXは、2020年12月にリリースし、プライズゲームやカプセルトイ、コインランドリー機器、マッサージチェア、日焼けマシンなどに採用され、累計出荷台数は3万台を突破した。
今回新たに発売する「Pay BOX(M80)」は、CPM(Consumer Presented Mode:利用者提示型)方式に対応した新モデルで、利用者がスマートフォンのQRコードを端末にかざすと決済が完了する。端末は外付けタイプで、既存機器にも導入可能だ。
同製品の特徴として、①高速スキャンによる決済時間の大幅短縮、②金額入力ミスを防止し、返金対応などの業務負荷を軽減、③外部システムとの連携により店舗独自のコード決済・ハウスマネーにも対応、④決済ステータスを示すLEDライトで離れた場所からも状況確認が可能、⑤高セキュリティ、⑥NFC認証も可能、という点を挙げている。
また、利用者のUX(ユーザーエクスペリエンス)向上に加え、マーケティング活用や会員連携など、事業者にとっても付加価値の高いソリューションとなるそうだ。
なお、「Pay BOX」は、既存のコイン式機器などに小型端末を後付け(内部/外部)することで、キャッシュレス決済を可能にするIoTソリューションだ。
同社では「Pay BOX」の特長として、①キャッシュレス&オンライン化による機器のアップデート、②各種決済ブランドに対応、③売上データの一元管理(現金+キャッシュレス)、④遠隔でのマシン稼働監視や景品データ取得、⑤会員システム・基幹業務システムとの連携も可能、という5点を挙げている。