2011年7月28日9:00
韓国の人口は4,800万人だが、毎月約100万枚のクレジットカードが新規発行されている。現在、生産労働人口1人当たりのカード保有枚数は4.8枚だ。
かつてクレジットカードバブルの絶頂期といわれた2002年の保有枚数は4.3枚。現在はこれを超える数字になっている。
韓国政府はカードバブルで傷ついた家計のバランスシートを規制強化などで調整してきたが、現在の負債状況はきわどい水準だ。
政府当局によると、韓国の高インフレの原因はクレジットカードに起因しているとみている。韓国の世帯支出は世帯収入より速いスピードであがっている。
韓国ルイヴィトンの売上は2006年比3倍に拡大。グッチの売上は過去5年間で2倍に伸びている。
韓国の可処分所得に対する貯蓄率は1988年には24.7%あったが、現在は世界で最低レベルの2.8%になっている。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。