2025年7月9日17:13
年間110億ドル以上の決済を処理し、企業に対面、オンライン、そして外出先での決済受付のためのソリューションを提供する米国のPayJunctionは、2025年7月8日、リアルタイムのパーソナライズされた体験を提供する顧客エンゲージメント・プラットフォームであるTwilioとの統合を発表した。これにより、企業は電話決済業務を容易に自動化・拡張できるようになるという。
同統合により、PayJunction加盟店はAIを活用した自動音声応答(IVR)ソリューションを導入できる。これにより、電話による決済を処理し、手作業によるプロセスを排除することで、時間とコストを節約できるそうだ。
電話による手作業による決済処理はミスが発生しやすく、貴重なスタッフの時間を浪費し、ワークフローを混乱させ、顧客満足度を低下させる懸念がある。PayJunctionのTwilio接続は、AI駆動型IVRソリューションを活用することで、ミスを削減し、スタッフをより価値の高い業務に振り向けることができるという。手作業のプロセスを排除することで、企業は顧客の待ち時間を大幅に短縮し、注文処理能力を向上させることが可能だ。調査によると、待ち時間が予想よりも短い場合、顧客満足度は1.6倍以上向上することが示されているそうだ。
企業に加え、独立系ソフトウェアベンダー(ISV)もTwilioとPayJunctionのノーコード決済統合を活用することで、膨大な開発リソースを投入することなく、顧客固有のニーズを満たす決済エクスペリエンスを提供できる。これらを併用することで、ISVは独自のソフトウェア機能の開発に集中し、収益を生み出す決済機能を提供できるそうだ。
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ペイメントナビ編集部
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