2025年12月18日10:20
トランザクション・メディア・ネットワークス(TMN)とデジタル通貨事業のディーカレットDCPは、デジタル通貨DCJPYを活用した流通事業者向けの新たなサービス開発で協業の検討を開始した。

TMNは、流通・小売・サービス事業者向けにキャッシュレス決済サービスを提供するとともに、消費者の購買行動データを基点としたデータ利活用を促進する情報プロセシング事業を推進している。
ディーカレットDCPは、銀行預金をトークン化したデジタル通貨DCJPYおよび、さまざまな価値のトークン化を支えるプラットフォーム「DCJPYネットワーク」の開発・提供を行っている。ブロックチェーン技術や分散台帳技術を用いて、さまざまな価値のデジタル化により次世代の金融インフラおよび社会DXに貢献することを目指している。
両社は、TMNが有する流通事業者とのネットワーク基盤および決済・購買データ基盤、およびディーカレットDCPのトークン化預金口座およびデジタルアセット基盤を連携させることで、流通事業者向けに新たなサービス開発を行い、消費者の新しい購買体験を創出することを目指す。
また、TMNはディーカレットDCPが事務局を務めるデジタル通貨フォーラムに2025年12月から参加し、決済分野での新たな仕組みの構築に向けた検討を進めるそうだ。
両社は協業を通じて、決済・マーケティング・データを利活用し、消費者・事業者双方に寄与するサービスを開発することで、企業と生活者の間でより透明でフェアな価値の交換が実現する社会の創出に貢献していくことを目指す。なお、今後の検討状況に応じて、適宜情報を公開するという。
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