2011年8月21日9:00
オランダのアムステルダムを本拠とするペイビジョン(Payvision)は、グローバルに決済代行業を展開する大手の1社である。
決済代行業の役割は加盟店とアクワイアラとのトランザクションをセキュアにスムースにおこなうこと。
Eコマースの進展で、決済代行事業者の位置づけは年々重要になっている。が、そのいっぽうで法規制や国際ブランドのレギュレーションを守らない決済代行会社が問題視されている。
そんななか、ペイビジョンはオランダ中央銀行からPSD(Payment Services Directive)のライセンスを取得した。PSDはEUと欧州経済圏の決済事業者に与えられるもので、銀行と同等に決済ができるライセンスである。
PSDの目的は、口座振込み、口座引落し、カード決済、そして送金業務において、顧客利便性が高く、安全で効率的な決済サービスを欧州や欧州経済圏に提供すること。
ペイビジョンがPSDライセンスを取得したというのは、それだけ信頼性の高い決済代行事業者であるという証明である。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。