2011年10月25日14:00
クレジットカード会社のジェーシービー(JCB)と、JCBの海外業務を行う子会社のジェーシービー・インターナショナルは、2011年10月24日・25日の2日間、石川県の和倉温泉「加賀屋」にて、過去最大規模となる世界36カ国・地域のJCBパートナー企業290社、約600人を集め、「第12回JCB世界大会」を開催している。10月25日には本会議を実施する。
JCB世界大会は、国内外のJCBブランドカード発行会社をはじめとするパートナー企業とJCBの戦略を共有し、パートナーシップをより一層強化することを目的としている。1988年の東京大会を皮切りに、ハワイ、ウィーン、バンコク、ローマ、京都、宮崎など世界各地で開催し、 今回で12回目となる。
今大会は、JCBにとって「創立50周年」、「国際ブランド展開30周年」の節目にあたる大会となり、参加者は約600人(国内約400人、海外約200人)と過去最大規模の開催となっている。「“JCB Way” to the next stage, together ~JCBブランドのこれからを、これまで以上に~」をテーマに掲げ、大会のメインである本会議では、2011年4月にスタートした中期経営計画「“Spiral Growth”~Global 2013~」および、国内外における事業戦略を説明するという。
特に、「真のグローバルブランド」を目指す国際展開戦略については、国際ブランドでありながら、カード発行(イシュア)・加盟店管理(アクワイアラ)・プロセシング(受託)事業を営む事業体としての実績と経験を活かし、パートナー企業ごとのニーズや特性に応じた「柔軟性(Flexibility)」や、日本ならではの‘おもてなし’を感じさせる「独自性(Uniqueness)」を武器に、各国の有力プレーヤーとwin-winの協業を展開していく“JCB Way” にもとづく戦略を参加者と共有する。
また、海外の有力な事業パートナーである、中国銀行カード連合組織「中国銀聯」、ドイツ銀行協会連合「The German Banking Industry Committee(GBIC)」、フランス銀行カード協会「Groupement des Cartes Bancaires(CB)」、インド準備銀行傘下の機関であるインド全国支払公社「National Payments Corporation of India(NPCI)」に加え、観光庁、ジェイティービー、ユー・エス・ジェイの代表者が講演を行う。
24日の前夜祭では、地元石川県の御陣乗太鼓に加え、3月の東日本大震災で大きな被害を受けた東北の民族芸能を招待し国内外の参加者とともに鑑賞、それぞれの立場で日本の復興に協力・貢献していくことを誓い合った。
今年50周年を迎えたJCBは、今回の世界大会を機に、国内外のパートナー企業とのアライアンスをより一層強化する方針だ。