2011年11月8日14:59
クレディセゾンは、2011年11月8日から、セゾンカード・UC カードに付帯するポイントプログラム「永久不滅ポイント」をカード業界で初めてネットショッピングなどのネット上での代金決済手段として利用できるサービスを開始すると発表した。
同社では、2002 年より無期限に貯められるポイントプログラム「永久不滅ポイント」をカード業界で初めて開始し、2011年6月末現在のポイント残高は約650億円にまで及んでいる。同社はこの資源を活用して、ネットを中心に「カード利用」「ポイント蓄積」「ポイント交換」の好循環を促進することでカードの利用活性を図る取り組みに力を入れている。同サービスにより、カード会員に対しての利便性向上はもちろん、永久不滅ポイント残高を新たな販促資源として、参加企業各社のEC取扱高拡大に貢献することを推進していくという。
11月8日から開始する第一フェーズでは、決済金額の全額を永久不滅ポイントで支払うことが可能なサービスを開始する。第一弾の利用可能サイトとして、セブンネットショッピング、グルーポン・ジャパン、ACCESSPORTと提携し、書籍・CD・DVD・クーポン・ゲームなど小口での決済を中心に各社のサイトと連携するという。また、約1万3,000店への決済サービス導入実績を持つソフトバンク・ペイメント・サービス(SBPS)とも提携し、同サービスを同社が提供する決済サービスの1メニューにラインアップする。11月8日時点では、同社経由で「ポンパレ」(リクルート運営)など、3 サイトに導入を予定している。クレディセゾンでは、今年度末までに100社の参加を目指す。
なお、同サービス導入にあたり、同社が運営するポイントサイト「永久不滅.com」のスマートフォン対応を開始した。これにより、スマートフォンからも永久不滅.comを経由することで、永久不滅ポイントを貯めることができ、永久不滅ポイントでの支払いも可能となる。
2012 年春に予定している第二フェーズでは、決済金額の一部を永久不滅ポイントで支払いできるようサービス機能を拡充し、ファッション・家電・旅行など高額商品を扱うサイトを含め永久不滅.comの出店店舗への導入を進めていく。なお、決済代行サービスを提供する企業としては、2012 年よりSBI ベリトランス、デジタルガレージが運営する決済サービス「イーコンテクスト」との提携を予定している。