2011年11月16日17:00
NTTドコモは、モバイル非接触ICサービスのインフラ整備を目的とし、トランザクション・メディア・ネットワークス(TMN)が予定している第三者割当増資に対し、発行済株式総数の20%にあたる3億2,250万円の出資を行うことを決定したと発表した。
同出資は、2012年度冬を予定している、TypeA/B規格に対応したモバイル非接触ICサービスの提供開始に向け、国内におけるFeliCaとTypeA/Bの全規格が利用可能な基盤整備を積極的に行い、すべてのNFC規格に準拠するシンクライアント型リーダライタの設置を推進することを目的としている。現在の株主構成は、三菱商事38.46%、トヨタファイナンシャルサービス36.95%、NTTデータ16.39%、インターネットイニシアティブ8.2%だが、取引後はNTTドコモ20%、三菱商事33.44%、トヨタファイナンシャルサービス27.96%、NTTデータ12.4%、インターネットイニシアティブ6.2%となる。
TMNが提供するシンクライアント型リーダライタは、リーダライタの機能を限定し、決済などに必要なアプリケーションやセキュリティ機能をTMNセンタに集約することで、リーダライタの設置加盟店が、従来のリーダライタより安価に設置できる。また、新サービスへの追加対応を容易とし、すべてのNFC規格に対応するインフラの拡大が期待できる。