2011年11月27日9:00
連日ホットな話題を提供してくれるSquare。今回は小銭の献金にSquareが採用された。
採用したのは120年の歴史を誇る米救世軍。街角でジングルを鳴らしながら献金を受付ける社会鍋で有名だ。救世軍発祥の地サンフランシスコから120周年記念の慈善鍋キャンペーンをスタートした。
2011年のホリデーシーズン中に、シカゴやダラス、ニューヨークなど全米で展開する。2010年の献金額は1.42億ドルだった。
救世軍の慈善鍋は小銭を集金するが、その決済にSquareを採用した。消費者の多くは小銭をもたない人が多くなったためである。
街角の救世軍は携帯キャリアのスプリントが寄付したスマートフォンにSquareを装着し、クレジットカードやデビットカードなどを受付ける。
献金のカード払いは採算に乗りにくいとしてアクワイアラーが敬遠することが多いが、Squareは献金などにこそ利用してほしいと積極的にプロジェクトを推進した。
Squareは社会鍋ならぬ、社会端末として貢献するだろう。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。