2012年5月20日9:00
JPモルガンチェイスはリチャージ型のプリペイドカードを発行することになった。主要ターゲットはサブプライム層だ。
チェイスはクレジットカードやデビットカードには力を入れてきたが、消費者向けのプリペイドカードには手をつけていなかった。
政府の給付カードや邦人向けのプリペイドカードでは先行している。消費者向けには、プリペイドカードよりデビットカードを優先していたからだ。
まず200カ所の支店でプリペイドカード発行、というテストマーケティングからはじめる。本格展開はこの夏から。
プリペイドカードの名称は「リキッドカード(Liquid Card)」で、クリアな水をイメージしている。チェイスのクレジットカードやデビットカードの色はすべてチェイスブルーが基本だ。プリペイドカードも同一路線をとった。
カード発行費用やショッピング手数料、ATM利用料はすべて無料だが、月額利用料として4.95ドルかかる。
米銀ではU.S. BankやBB&T、Region Financialも支店窓口でプリペイドカードを提供しはじめている。銀行の窓口ではクレジット、デビット、プリペイドの3種類のカード品揃えが一般的になりそうだ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。