2012年6月19日18:47
日本カードビジネス研究会(NCB)は、2012年6月19日、東京都千代田区麹町のホテルルポール麹町で「6月度NCB定例セミナー」を開催した。今回は、インコム・ジャパン ディレクター 鬼頭潤一氏が「POSA(Point of Sales Activation)ビジネス最前線」と題し、講演した。
コンビニエンスストアや小売店でもギフトカード、プリペイドカードの取扱いが増えてきており、一般消費者の認知度も高まっている。ギフトカード、プリペイドカードの流通や関連技術を提供するインコムは、世界でも最大規模の流通網、販売網を構築している。
同社が提供するPOSAは、POS Activationの略であり、POSレジで支払いが確定した時点で、対象カードを有効化する技術である。例えば、「音楽」、「ゲーム」、「サービス」、「アプリ」などのさまざまな無形財を物理的なカードにして販売可能だ。鬼頭氏は、POSAの概略と仕組み、POSAカードの種類について説明した。また、国内屈指の実績を築く同社の役割や導入の実例についても解説した。鬼頭氏は、POSAが伸びる必然性として、販売店とカード発行会社の双方にメリットがある仕組みであることを挙げた。
日本カードビジネス研究会では「定例」「公開」セミナーを定期的に開催している。今後のセミナーの予定は同研究会のWebページに掲載されている(http://www.ncbi.jp/ncbhp/)。