2012年8月23日9:00
消費者向けカードではなく、VisaとMasterCardの商用カード(Commercial Card)の成長が大きい。2011年米国の商用カードショッピング取扱高は、前年対比14.1%伸びて4,575億ドル(約37兆円)になった。
消費者向けのカードショッピング取扱高は2.5兆ドル(約200兆円)で、前年対比9.2%の伸びだった。
商用カードのセグメントは、スモールビジネスカード、パーチャシングカード、デビット&プリペイド、そしてコーポレートカードの4分類である。
ショッピング取扱高が最も大きいのはスモールビジネスカードで1,573億ドル。ついで購買専用のパーチャシングカードで1,416億ドル。デビット&プリペイドは1,258億ドル、コーポレートカードは328億ドルだった。
伸び率が最も高いのは、デビット&プリペイドで前年対比20.9%だった。パーチャシングカードは15.9%、スモールビジネスカードが8.9%、コーポレートカードは7.8%だった。
コマーシャルカードのブランド総ショッピング取扱高に占める比率でみると、Visaは14.6%、MasterCardは17.8%となっている。
消費者向けカードとともに、商用カードニーズが日本でも高まってくるだろう。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。