2012年9月18日8:13
クレディセゾンは、ヤフー(Yahoo! JAPAN)と連携し、2012年8月17日~9月30日まで、池袋エリアの消費拡大を目的として、クレディセゾンが主催・展開する地域活性キャンペーン「池袋フェスタ」と連動し、O2Oビジネスの可能性を検証する実証実験を行っている。
クレディセゾンが主催・展開する地域活性キャンペーン「池袋フェスタ」は、2009年に初めて展開。2009年は池袋東口の西武百貨店、PARCO、池袋ショッピングパーク、無印良品、サンシャインシティの5店舗で実施していたが、今回は、東口・西口の大型店舗を巻き込んだ大規模なキャンペーンとなる。
これまでのスマートポスターの実験は本当に限られた範囲で行われていたが、従来のO2Oと違い、大規模店舗が多く参加している。また、クーポンを利用して送客したとはいえ、従来は来店の確認を必ずしも把握することはできていなかったが、その点、カードの利用により、送客と売り上げが両方確認できる。
今回は、Yahoo!ロコからの誘導のほか、ポスターの掲示による告知を実施しており、ポスターにはNFCタグを添付するとともに、QRコードと透かし技術の「QUEMA」を活用した「スマートポスター」を展開した。利用者は、NFCタグ等にスマートフォンをかざすことによりYahoo!ロコのサイトに誘導され、キャンペーンページまでのスムーズな誘導が可能になる。
同社では将来的に、オンラインで実施している月商50億を超える国内No,1のアフィリエイトモール「永久不滅.com」のような取り組みをリアル店舗でも展開したいと考えており、同実験の成果に期待している。
なお、クレディセゾンのO2Oの取り組みやオンラインからリアルへの送客サービスの動向については、書籍「O2Oビジネスガイド」で詳しく紹介している。