2012年9月29日9:00
Googleウォレットの新バージョンを発表したのが8月初旬。それから1カ月あまりでGoogleウォレットの利用が倍増した。
いままではシティバンクのカードを申込むか、Googleプリペイドカードに資金を充填する必要があった。が、新バージョンでは、既存のクレジットカードやデビットカードをGoogleウォレットに登録すれば、モバイルショッピングやNFC非接触決済ができる。
カード発行会社は競ってGoogleウォレットに参加している。ディスカバーカードについで米バークレイカード、プリペイドのグリーンドットやシリコンバレー銀行も参加を表明している。
バークレイカードは、LLビーンやUSエアウェイズの提携カード会員もGoogleウォレットが使えるようにした。利用者がGoogleウォレットに登録すると、カードの画像イメージがカラーで表示される。
カード利用者と利用場所の両方がそろってはじめてカードビジネスは成長する。Googleの狙い通り、利用者が増えたことが倍増の要因となった。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。