2012年10月3日12:32
ネットプライスドットコムとベリトランスが出資する、PT MIDTRANS社は、インドネシア市場向けEC決済サービス「VeriTrans Indonesia」の提供を2012年10月3日から本格的に開始した。
MIDTRANSは、ベリトランスとネットプライスドットコム、そしてインドネシアで不動産・IT 事業を展開するMidPlaza Groupが合弁で設立した、インドネシアにおいてEC決済ならびにECインフラサービスを提供する企業である。同社では、2012年1月の設立以来、事業開始の準備を行ってきた。
今回、MIDTRANSが本格的に開始した決済サービスは、インドネシアのECサイトにおけるクレジットカード決済に向けたものである。ベリトランスの決済サービスとECインフラサービスをもとに、インドネシア市場向けにローカライズしたという。具体的には、ペイメントカードのセキュリティ基準である「PCI DSS」に準拠したセキュリティを確保しているほか、インドネシアに固有の商習慣や決済習慣に配慮した仕様になっており、現地のEC 事業者が現在抱える課題を低減することができるという。また、今後5年間で予想されるインドネシアのEC 市場の急成長を見越したスケーラビリティを確保しているそうだ。
MIDTRANSのサービス提供開始に合わせ、現地でEC サイトを運営する「Sribu」や「KrazyMarket」など、4企業が同サービスを導入した。MIDTRANSは今後1年間で、現地において200社以上の利用顧客の獲得を目指す。