2012年11月12日14:10
東芝は、非接触式決済ソリューション「Visa payWave」に対応したICカード用モジュール「FSΣ21V」を開発し、カードベンダー向けに2012年11月12日から販売を開始すると発表した。
Visa payWaveは、Visaが提供する非接触式決済ソリューション。Visa payWaveに対応するクレジットカードやスマートフォンを店頭の専用端末にかざすだけで決済(クレジット、デビット、プリペイド等)を行うことが可能だ。海外では北米、欧州、アジアを中心にコンビニエンスストア、ファーストフード店、ガソリンスタンドなどでの利用が拡大しており、今後は日本でも普及が見込まれているという。
東芝のICカード用モジュールは、国内メーカーとして初めてVisa payWaveに対応した。同モジュールを搭載することにより1枚のカードで接触式決済・非接触決済の両方のソリューションが利用できる。また、同社従来製品に比べ処理時間が約3分の2程度に短縮しているそうだ。
東芝は、FSΣ21Vに加え、従来から製品展開しているマスターカードの非接触式決済ソリューション「MasterCard PayPass」向けICカード用モジュールの新製品「FSΣ21M」も併せて販売を開始する。 東芝では、2つの国際決済ブランドの非接触式決済ソリューションに対応する「FSΣ21」シリーズで2013年度にグローバルで200万枚の販売を目指す。