2013年1月28日8:00
今、ネット決済で本当に必要な機能とは?(上)
スマートリンクネットワーク
インターネットにおけるクレジットカード決済の利用率は年々増加していますが、その一方で本人なりすましなどによる不正利用の問題も顕在化しています。インターネット決済代行サービスを提供するスマートリンクネットワークでは、「“安全”“安定”“スピーディー”な決済サービス」を提供しており、不正利用被害発生率の減少にも貢献しています。また、増加傾向にあるスマートフォン経由での取引をサポートするための機能も充実しています。
ECでのクレジットカードの利用拡大と顧客不安
クレジットカード決済のメリットとして、オンラインで決済が即時完結し、ポイントも付与されることに加え、支払いが後払いであることも魅力です。また、クレジットカード決済を利用してオンラインとオフラインを連携した「O2O(Online to Offline)」により、魅力的なサービスの提供をする企業が増えてきています。
経済産業省の「平成21年 消費者向け電子商取引実態調査」によると、ECで使われる決済のうち約半数がクレジットカード決済となっています。クレジットカード決済は年々伸びていますが、日本の民間消費支出に占める割合は約12%あまりで、デビットカードやプリペイドカードなどが普及している米国や英国、58%が非現金となっている韓国などと比べてもまだまだ少ないのが現状です。
カード番号漏えいの不安感やカード番号入力が面倒といったデメリットもあり、これが解決されないとなかなか利用してもらえません。
業界全体で、不正を防止する取組が必須
クレジットカード情報の漏えい事件は、現在でも度々発生しています。また、インターネット上でのクレジットカード不正利用も年々増加しています。クレジットカード決済の不正利用に関しては、非対面取引の割合が拡大傾向にあり、加盟店が不正に対する責任を負うルールになっています。不正利用の事例が出れば出るほど、ユーザーはECでのクレジットカード利用が不安になり、ECそのものへの影響も相応に大きいのではないかと考えます。EC決済協議会の設立により、決済代行業界でも議論が始まりましたが、業界全体で、不正を防止する取り組みが必要となります。
※本記事は2012年11月15日に開催された「ペイメントカード・セキュリティフォーラム」の株式会社スマートリンクネットワーク 取締役 執行役員常務 営業部門長 南 啓二氏の講演をベースに加筆を加え、紹介しています。
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