2013年1月23日9:00
Visaの期末は9月30日だが、2012年9月期の決算で、欧州Visaのデビットカード取扱高が1兆ユーロを超えたことが明らかになった。
デビットカードの取扱高が1兆ユーロを超えたのは、今回がはじめて。年率8.8%の伸びだった。
欧州金融危機にもかかわらず取扱高が伸びたのは、Eコマースでの利用に支えられている。欧州Visaのオンラインショッピングは2,020億ドルで、前年対比16%増だった。取扱高に占めるEコマース比率は20%を超えた。
欧州での決済でVisaの利用は、6.75ユーロにつき1ユーロとなっている。英国では3ポンドにつき1ポンドがVisa利用だ。
最も伸びが大きかったのはプリペイドカードで、前年対比18.3%アップ。ついで法人カードが17.6%の伸びとなっている。
景気変動を受けにくいデビットカードやプリペイドカードは、堅調に現金や小切手を駆逐している。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。