2013年2月12日16:53
スター精密は、このほどスマートフォン、タブレットPOSやモバイル決済市場におけるさらなるシェア拡大を目指し、モバイルプリンター「SM-S210I」、「SM-T300I」、「SM-T400I」および据え置きプリンター「TSP650II BI」の販売を開始すると発表した。
同社は2010年に、米国限定でモバイルプリンターの販売を開始。2011年には日本国内、ヨーロッパなどへの拡販も開始している。すでに、各種デリバリーサービスやレストランでの「オンデマンド決済システム」向けや、宅配便配達時の受領証や納品書の発行用などに採用されている。さらに、最近ではPOSレジの廉価版として、タブレット端末をメインにプリンターやスキャナー、カードリーダーとともに構築した「タブレットPOSシステム」の導入を検討するユーザーが増えており、それに伴い、Bluetooth対応据え置きプリンターの需要も急速に高まっているという。
新製品4機種は、Apple MFi ライセンスプログラム認定を取得しており、オンデマンド決済システムやタブレットPOSシステムの端末としてシェアを伸ばしているiPadやiPod TouchなどのiOS端末として利用できるほか、Androidを含むその他OSとBluetooth通信が可能なため、端末ごとにプリンターを使い分ける必要がない。さらに、モバイルプリンターは2~4インチ用紙幅までフルラインアップを、据え置きプリンターはPOSシステムで最も需要の高い3インチのモデルを取り揃えた。
「SM-S210I」、「SM-T300I」、「SM-T400I」は磁気カードリーダーに対応 。磁気トラック(ISO、JISⅡ)の読み取りがプリンター側で可能となるため、カードリーダーを備えていない安価なPDAやスマートフォン、タブレット端末と組み合わせたクレジット決済システムやポイントカードシステムを構築できるという。また、カードデータの高度な暗号化にも対応している。
同社では、新製品を2月より順次発売し、日本国内や米国、ヨーロッパを中心に2015年度末までに累計10万台の販売を目指す。