2013年2月27日18:51
econtext ASIA Ltd.と、三井住友カードは、このほど資本業務提携し、国内およびアジア市場における決済サービス事業を共同推進することで合意したと発表した。
今回の業務提携については、国内の決済事業における、新たな加盟店獲得を加速させることを目的とした戦略サービス企画、および加盟店・消費者によるクレジットカード利用の拡大に寄与する共同戦略の策定と推進がまず挙げられる。また、両社が展開する海外事業において、これを拡大、加速することを目的として、両社が持つビジネス、および拠点、顧客、サービス等の各種アセットを活用した共同企画の策定と推進にも力を入れる。
両社では、これまでに培ってきたノウハウを活用した新たな決済ソリューションの企画開発等を通じた海外への展開と、デジタルガレージグループとも連携したアジア・北米を含む国内外の最先端決済サービス・ソリューションを提供する有望スタートアップ企業の発掘や、マーケティング事業等とのシナジー創出を推進していくという。
econtext ASIAは今回の提携を機に、今後も成長するアジア市場において、さまざまなアライアンスや戦略的なパートナーシップを通じ、国や地域に最適化した決済サービス、ならびにECインフラサービスを積極的に開発・提供していく。
一方、三井住友カードでは、従来より、米国シリコンバレーへの「米国市場調査室」の設置、アジア各国の金融機関との提携によるグローバルサービスネットワーク「GlobePass」の設立など、海外展開に積極的に取組んできたが、今後も新たな海外市場を視野に入れた事業展開を検討していく方針だ。