2013年8月13日9:00
トゥルーリンク(True Link)は、米国ではじめてシニアを対象としたプリペイドカードを発行した。創業者のカイ・スティンチカムの実体験にもとづいて、シニアにやさしいプリペイドカードを思いついた。
創業者の祖母が慈善団体へ寄付していたが、収入の3分の1になっていた。内容を確かめると、多くは詐欺的なものだった。
それ以来、ほぼ毎週、悪徳商法を発見した。補聴器詐欺、不要な雑誌の購読、ペイテレビの無料視聴、振り込め詐欺など。
祖母のファイナンスを監視するのは、時間がかかるし、骨の折れることだった。祖母のサイフを守るために、トゥルーリンクを開発した。家族と真のリンクでつながるという意味だ。
サイトは大きな文字を使用。カードとWeb、モバイルをリンクして、利用明細照会や、アラートがあがる仕組みにしている。
高齢化する日本でも、プリペイドカードはやさしい決済手段になるだろう。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。