2013年9月17日8:00
クラウド・SaaS型ECサイト構築システム「えびすマート」を提供
常時最新の機能と拡張性を装備したオンリーワンのサービスを展開
インターファクトリーは、自社で開発したクラウド・SaaS型ECサイト構築システム「えびすマート」を提供している。現在のEC業界の主流はパッケージもしくはASPだが、SaaSの仕組みを採用したオンリーワンのサービスであると、同社では自信を見せている。
3年間で業界業種問わず約250社に採用
解約率は1%以下と継続率の高さが特徴
インターファクトリーでは、2003年から2009年まではパッケージ販売でECサイト構築のサービスを展開していたが、2010年5月にシステムを刷新。そこから約3年間で、NTT西日本、FRED PERRY ONLINE SHOPなど、業界・業種問わず250サイト以上(2013年8月時点)の導入実績を築いている。
えびすマートの特長としては、パッケージの良さである柔軟なカスタマイズが可能でありながら、ASPの良さである基盤の拡張を同時に実現している。インターファクトリー 取締役 三石祐輔氏は、「SaaS型のため基盤のバージョンアップが容易にでき、ビジネスに応じてカスタマイズが可能であるため、導入企業からも非常に好評です。過去3年で解約率は1%以下となっています」と自信を見せる。また、外部システムと柔軟に連携でき、大規模システムのインフラ環境として適用可能だ。
POSレジとのAPI連携にも取り組む
SaaS型でASPとパッケージの良さを同時に実現
導入企業は中堅から大手が中心となる。コストについてはASPに比べ若干高いため、大手パッケージベンダーと競合することが多いそうだ。三石氏は、導入企業の特長として、「1つは現状ASPサービスを利用しており、事業拡大のため機能の拡充を望む企業からのシステムの乗り換えが多いです。もう1つはパッケージからの載せ替えです。パッケージは一度つくり込むとシステムがフィックスされてしまいますが、機能の拡充ごとにカスタマイズし続けなければいらないため、弊社のサービスを望む声は強くなっています」と説明する。
例えば、某芸能人オフィスシャルグッズ販売サイトでは、他社のASPサービスを導入していたが、アクセス集中により、システムが停止するケースが多かった。そのため、同社のシステムに切り替えたところ、短期間でのサイト構築とサイト公開直後の集中アクセスに耐えられるインフラ構築を実現した。
昨今では、オンラインとオフラインの会員情報、ポイントカード情報の連携、オンラインで購入した商品を実店舗で受け取れる仕組みなどを求められることも多いそうだ。また、実店舗のPOSレジとAPIを利用した、リアルタイム連携を実現している。
主要な決済代行事業者と決済連携
前期の2倍の売上を目指す
なお、決済代行事業者については、イーコンテクスト、SMBCファイナンスサービス、GMOペイメントゲートウェイ、スマートリンクネットワーク、ソフトバンク・ペイメント・サービス、ベリトランスなどと連携している。ネットショップは、えびすマートで構築すれば、標準連携している決済代行事業者のシステムが利用可能だ。また、インターファクトリーでは、決済代行事業者からの手数料は徴収していない。
「お客様の規模感や求める決済、セキュリティ、集中注文への対応など、要望に沿って、それに合った決済代行事業者様をご紹介しています。また、決済代行事業者様からネットショップを紹介いただくケースも多いです」(三石氏)
同氏によると、決済代行事業者にとっては、えびすマートの解約率が低いため、他の事業者への乗り換えられるリスクが低いメリットがあるという。
価格は初期費用50万円から、月額はページビューによって費用が変動する仕組みだ。また、サポート体制も万全で、専任のサポートスタッフによる運用サポートや、24時間365日の稼働を保証するためサイト毎の有人監視を行っている。インターファクトリーでは、2013年6月から11期目となるが、前期の2倍の売上目標を掲げている。