2013年11月25日9:00
オンラインバンキングやオンラインショッピングの際、パスワードを入力するのはうっとおしい。セキュリティのため必要不可欠なモノなのだが、毎回ログインのたびに要求されるとイヤになる。
AppleはiPhone5Sから指紋認証を採用し、パスワードをスキップできるようにして顧客利便性を高めた。
米国ではモバイルセッションの99%が、8桁の英数字混在のパスワードを求めているが、過剰なセキュリティと悪評が高い。米国キャピタルワンはモバイルバンキング利用の際、このパスワードがいらないサービスをはじめた。
シュアスワイプ(SureSwipe)という名前で、パスワードのかわりにスワイプのパターンで認証する。9個のドットのうち最低4個を指でスワイプし、そのパターンを本人認証に使う。
英数字を入力するわずらわしさを思えば、指でしなやかにスワイプするという感覚はいい。セキュリティと使いやすさのバランスをどうとるか。ロジカルに偏るよりも、人間の感性を大切にしたほうがいい。
■「カードBizと僕の勝手気ままログ」のリアルタイム更新はこちら
※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。