2014年1月17日18:10
インコム・ジャパンは、ムビチケが提供する新しいタイプの映画前売券「ムビチケカード」および、「ムビチケオンライン GIFTカード」を紀伊國屋書店にて、2014年1月20日より販売すると発表した。
第一弾として、原作がすでに角川文庫から発売されている「魔女の宅急便」(3月1日公開、東映配給)で、一部の店舗では文庫と「ムビチケカード」の並列販売も実施する。またムビチケの新商品「ムビチケオンライン GIFTカード」(1,400円券、2,800円券)も同時販売する。同商品の販売は、紀伊國屋書店チェーンが初となる。
通常、プリペイドカード類の販売には、仕入れや在庫リスク、金券類の管理負荷といった多くの負担が販売店側に発生する。しかし、インコム・ジャパンが提供するPOSA 技術(InComm’s Point of Sales Activation :POS レジで支払が確定した時点で商品等を有効化する技術)を導入している販売店は、盗難、紛失、仕入れ、在庫、返品等の流通上のリスクを負うことがなくなるという。カードの発行会社であるムビチケもインコム・ジャパンの同技術を採用したことから、販売店でのプリペイドカードの積極的な陳列・販売が可能となった。
なお、インコムは、ギフトカードおよびプリペイドカードに関連した技術の提供を行っており、北米を中心に25万5,000カ所の流通・販売網を構築している。2012年度においては約1.5兆円のプリペイドカード、ギフトカードを流通、販売している。インコムの最新POSA 技術は、前払い式製品の販売方法を大幅に改善するとともに、製品を購入する消費者の購入プロセスを大幅に簡素化するなど小売市場における大きな変革をもたらしたという。インコムは米国アトランタを本社とし日本、カナダ、イギリス、韓国等を含む26カ国でサービスを展開している。