2010年8月4日 12:00
Amexはリーマンショック後の厳しい状態から脱するための成長戦略として、手数料収入に特化した施策をつぎつぎに打ちだしてきた。その成果がAmexの収益改善となってあらわれている。
2010年第2四半期の最終利益は10.17億ドルで、2009年第2四半期の3.42億ドルの3倍となった。
収益でみると、手数料収入(非金利収入)が56.7億ドル、金利収入が17.89億ドルだった。貸倒引当は6.52億ドルで前年同期比59%マイナスとなっている。
米カードサービス部門では、5.22億ドルの最終利益。前年同期1.53億ドルの赤字から大きく改善した。国際カード部門の最終利益は1.6億ドルで、前年の0.78億ドルの2倍強となっている。
Amexは手数料収入をベースにしたチャージカードに重点をおき、年会費徴収やカード利用率アップの施策、あるいは若年層むけのチャージカードやプリペイドカードなどの品揃えを増やしている。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。