2014年5月20日9:35
店舗と顧客をつなぐスマホソリューション「potto」の魅力とは?
レピカは、2014年5月14日~16日まで開催された「JAPAN IT WEEK春」(主催:リードエグジビション)の「Web&モバイル マーケティングEXPO春」に出展したが、オムニチャネル戦略を実現可能なソリューションを展示した。会場では、既存のポイントカードをスマホ化する集客ソリューション「potto(ポット)」の紹介も行われた。3日間の講演では、レピカ レピカ事業部 事業部長 井上浩毅氏が、「スマートフォン時代のマーケティング戦略 pottoの開発の背景」について説明した。
店舗は来店時以外でも顧客とのコミュニケーションが可能に
顧客はミッションのクリアにより特典を受けられる
「potto」は、店舗に初来店した顧客、来店してから再来店するまでの顧客との関係を維持・構築するためのソリューションだ。レピカは、ポイントや販促サービスを提供しているが、そのノウハウを基に開発されたサービスとなる。
店舗は、「ミッション」という形で顧客といつでもコミュニケーションを図ることができる。例えば、Facebookの「いいね!」、Twitterのリツイート、ブログなどもミッションとして活用することが可能だ。また、友達を紹介してもらうことで集客に役立てることもできるという。
アプリをダウンロードした顧客は、その時点から優待がスタート。顧客は、ミッションのクリアによりポイントやクーポンなどの特典を受けることができる。
店舗には、インサイト・プラスの開発したセンサーを設置。顧客を来店時に自動検知することで、店舗の店員は、来店時にどういった顧客かを識別可能だ。また、顧客は使えるクーポンが表示され、楽しく買い物をすることができる。顧客には帰宅後、サンクスメールが届き、毎日のミッションを行うとさらなる優待を手に入れることができるそうだ。
そもそも「potto」は、スマートフォンを活用し、店舗への集客と顧客固定化を同時に実現できるソリューションとして開発されたそうだ。現在、スマートフォンの普及率は54.7%。年代別のスマートフォン所有率を見ても、10~40代は半分以上がスマートフォンを持っており、特に10代は8割以上が所持しているという。その中でもSNSの利用者は非常に多い。レピカでは、SNSとゲームにより、店舗集客に活用できればと考え、「potto」を開発した。
アプリではなくスマホに組込可能なモジュールを提供
プリペイドカードは地方のスーパーからの引き合いが増加
「potto」は、アプリケーションではなく、スマートフォンに簡単に組み込むことができるモジュールを提供している。そのため、店舗独自のアプリケーションがある場合、そこに組み込んで利用することが可能だ。また、会員機能と連携した形でSNSと店舗集客を実現できる。
導入の主なターゲットはアパレルや美容室など、来店期間が比較的長い業種となっており、中でもアパレル企業からの引き合いが多いという。また、流通企業に加え、SIerからの問い合わせも寄せられているそうだ。
なお、レピカでは、7年前からサーバー管理型の電子マネー(プリペイドカード)とポイントカードを組み合わせて提供するハイブリッドカード型システムを展開している。最近では、地方のスーパーマーケットからの引き合いが数多く寄せられており、テレビ等のメディアでも取り上げられるなど、注目を集めているそうだ。
企業名 | 所在地 | HP | |
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サービス概要 | |||
レピカは、プリペイド機能・ポイント機能がついたメンバーズカードや、ギフトカードサービスを簡単に導入できるシステムをASPで安価に提供しております。 またカード保有者のメールアドレスを取得できる仕組みにより、モバイルを活用したCRMを容易に実現。これまでのノウハウを生かした提案で、集客およびリピートが期待できる付加価値の高いサービスを提供していきます。 |