2014年9月29日16:13
セディナは、日本環境安全事業と提携し、2014年10月1日より「PCB(ポリ塩化ビフェニル)廃棄物(高圧コンデンサ、高圧トランス、安定器等)の処理」にかかる分割払いの取り扱いを開始すると発表した。
日本環境安全事業は、1968年に発生したカネミ油症事件を契機として1974年に製造・使用が禁止されて以降、約30年間処分がなされず保管を余儀なくされていた「PCB廃棄物の処理」を行うために、2004年、日本環境安全事業株式会社法に基づき、全額政府出資で設立された特殊会社となる。環境省の指導監督のもと、全国5カ所の事業所で処理を行っている。
取り扱いを開始する「PCB廃棄物の処理」にかかる分割払いは、PCB廃棄物の処理に必要な資金を、セディナがPCB保管者に代わって日本環境安全事業に立替払いし、PCB保管者はセディナに毎月分割で返済するものとなる。これにより、PCB保管者は一時的な資金負担を平準化することができ、PCB廃棄物の処理に積極的に取り組むことができるようになる。日本環境安全事業では、北九州事業所での処理分から取り扱いを開始し、順次全国に展開する予定だ。