2014年10月14日9:00
米国でようやくカードの本格的なIC化がはじまった。バンクオブアメリカは、個人とスモールビジネス向けデビットカードの新規発行分と再発行分のすべてを、EMV対応のICチップ搭載カードにする。
欧州発行のカードはほぼすべてICカードだが、米国ではICカードのコスト高とマーチャントインフラ未整備のため、IC化になかなか踏み切れなかった。
しかし、大手流通のターゲットやホームデポでのカードデータ盗難を受け、磁気カードより安全なICカードへの切換ニーズが高まっていた。
VisaとMasterCardは2015年10月までに、米国発行のすべてのカードをEMV対応にするよう要請している。万一EMV対応をしていないカードで不正があった場合は、イシュアの責任となる。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。