2014年11月17日16:45
NTTデータと九州カードは、2015年1月より日本国内の空港、百貨店、免税店をはじめとする加盟店にて、決済時に韓国・SHINHAN CARD Co., Ltd.(シンハンカード)発行のハウスカードを利用できる仕組みを提供すると発表した。まずは、訪日韓国人観光客の多い九州エリアを皮切りに加盟店展開を行い、他地域にも順次拡大する予定だ。
「ハウスカード」は、発行会社(イシュア)によって利用可能な加盟店が限定されるクレジットカードとなる。クレジットカード利用率が約65%の韓国においては、近年ハウスカードの利用率が増加しているが、これまで韓国で発行されたハウスカードは日本国内では利用できなかったという。こうしたなか、今回新たな仕組みを提供することにより、韓国国内で最も発行枚数が多いシンハンカード発行のハウスカードが日本国内の加盟店で利用可能となる。
日本国内加盟店のメリットとしては、NTTデータがCAFISを通じてシンハンカードと直接接続することで、全国のCAFISに接続している加盟店はすでに店舗に設置されている決済端末(POSレジやCCT端末等)のまま、シンハンカードの取り扱いが可能となる。
シンハンハウスカード利用可能のアクセプタンスマーク(シンハンカードマーク)を店頭に掲示し、さらに、シンハンカードがカードホルダーへ加盟店を紹介するため、訪日韓国人観光客の送客効果が期待できるそうだ。
NTTデータの役割としては、シンハンカードと24時間365日接続することで、CAFISを経由してリアルタイムに加盟店からのオーソリゼーションを直接シンハンカードへ送る。また、日本国内加盟店での利用金額をシンハンカードから受領し、日本国内のアクワイアラカード会社へ入金するという。
九州カードは、日本国内でも特に韓国からの訪日観光客の多い九州エリアを皮切りに加盟店展開を行い、順次全国加盟店へ拡大する。九州カードは、アクワイアラとして日本国内の加盟店開拓および日本国内加盟店との精算を実施する。