2014年11月17日17:17
楽天は、スマートフォンで個人間の売買取引ができるフリーマーケットアプリ「ラクマ」の提供を開始すると発表した。Android版は2014年11月25日から、iOS版は近くダウンロード可能となる。同社では、11月17日からウェブサイトで出品予約を受け付け開始した。
「ラクマ」は、実際のフリーマーケットのようにユーザー間で売買取引ができるアプリとなる。スマートフォンのカメラを利用すれば最短1分で出品することができるという。また、出品者と購入者は直接コミュニケーションを取ることができるため、商品の詳細確認や価格交渉が可能だ。
商品を出品する際も、商品の売買が成立した際も手数料(出品手数料)が無料で、売上金は商品受取が確認されてから最短即日に指定の口座に振り込まれる。また、売上金を口座に振り込まずに、次の商品購入時に充てることも可能だ。
商品購入の決済は、クレジットカード、コンビニ払いなどさまざまな方法から選択することが可能だ(コンビニ払いでは決済手数料として一律216円(税込)が必要)。さらに、楽天スーパーポイントも決済に使用することができる。
なお、「ラクマ」での決済は、購入者の商品受取を確認できた後に、出品者に売上金が支払われる決済代行システムを導入している。これは、楽天が出品者と購入者の間に入り決済を仲介するもので、購入者から代金をいったん預かり、商品が到着したことを購入者が確認しアプリで承認手続きを実行すると、出品者に送金するシステムとなる。購入者は、出品者から商品が届かなかったり、届いた商品が取引内容と異なる場合には、返金を受けることができる。また出品者は、購入者が楽天に入金したことを確認してから配送をすることが可能だ。