2015年1月5日18:36
クレディセゾンは、複数の磁気ストライプカードを1枚に集約するデバイス「コイン」事業を展開するCoin, Inc.への出資を行ったと発表した。
クレディセゾンは、東南アジアマーケットへの参入に向け海外事業の強化を経営戦略に掲げているが、今回の米国企業への出資は、最新技術を有するスタートアップ企業やベンチャー企業への出資を通じ、同社会員の利便性追求や新たな価値の提供によるカード取扱高の拡大を目的としているそうだ。Coin社は、その中でクレディセゾンのビジネスとの親和性が強く、日本展開の可能性を秘めているという。
Coin社が開発した「コイン」デバイスは、クレジットカードサイズの情報機器となっており、機器上にある丸いボタンの押下により、事前に登録した最大8枚のカードを切り替えて使うことが可能だ。
各種クレジットカード・プリペイドカード・ポイントカードの磁気情報は、スマートフォンに専用読取端末を使って読み取ることで、アプリ上にてカード情報を管理することができるようになる。事前にスマートフォンから「コイン」に暗号化されたBLE(Bluetooth Low Energy)経由で同期してもらうことで、普段のカード利用方法と同じ行動や環境で取り扱いが可能となる。
クレディセゾンは、今回の米国企業への出資を機に、海外の先進性のあるベンチャー企業とのグローバルなサービス連携に取り組んでいきたいとしている。