2015年1月20日7:00決済端末ビジネスで急成長をみせるPAX Technologyとは?
PAX Technology Ltd.,は、据置、モバイル、PINパッド、非接触リーダなどの決済端末を世界中に提供している。最先端の製造施設や研究開発力、販売およびチャネルパートナーとの世界的なネットワークを活用し、急成長を見せているという。同社の取り組みについて、PAX Technology President&CEO(US operations)のAndy Chau氏に話を聞いた。
――まずは、貴社について簡単にご紹介ください。
Andy Chau:弊社は、決済端末ベンダーとして非常に成長しており、香港、中国、米国にオフィスを構え、100カ国以上でビジネスを行っています。他社よりも良いサービス、良いクオリティ、良いシステムを提供することを目指しています。その結果、他社の決済端末を利用しているクライアントが弊社にシフトしていただくケースが多いです。また、サービスに関しては、お客様との約束を守ることを意識しています。セキュリティに関しては、PCI PTSの最新規格に対応しています。
――現在の貴社のマーケットでのポジションはいかがでしょうか?
Andy Chau:恐らく3位だと思います。今年(2014年)は、昨年に比べ60%の成長があります。その前は30%だったので、急激な成長がみられます。上位2社とは差がありますが、今後も成長を維持することで、トップを目指していきたいです。
――決済端末の販売で、特に伸びている地域についてお聞かせください。また、モバイルPOSの成長についてはいかがでしょうか?
Andy Chau:発展途上国に加え、南米、中東、中国などです。また、米国もEMV ICカード化の影響で伸びています。モバイルPOSも非常に伸びており、2014年は非常に進歩があります。例えば、これまで出荷していなかった国でもゼロから急に50万個を送り込んでいます。
――最近は決済端末ベンダー間での価格競争も厳しくなっています。また、今後の目標についてお聞かせください。
Andy Chau:価格競争はありますが、販売台数が伸びていますので、収益は上がっています。大型店への導入も増えていますが、もっと大きなリテーラーに導入できるようなデバイスをさらに開発していきたいです。
※取材は2014年11月2~5日まで開催の「Money20/20」にて