2015年3月3日9:30株式会社バリューデザイン国内最多の導入企業数を誇るクラウド型電子マネー(プリペイド)発行システム販促ノウハウとサポート力を武器にアジア№1のプロセッサーを目指す
国内でもリチャージ可能なハウス電子マネーの発行企業は増えているが、契約社数406社、登録店舗数2万8,103店舗(2014年12月末時点で海外含む)と、最多の導入実績(※)を誇るのがバリューデザインだ。企画・サポート力、導入後の販促フォロー、クレジットカード会社出身のスタッフによる金融ノウハウといった武器を強みに、成長は加速している。また、国内で培ったノウハウを武器にアジア各国でサービスを開始。“アジア№1のプリペイドカードプロセッサー”を目指す。
登録店舗数は右肩上がりが続く
店舗独自のサービスにも柔軟に対応
バリューデザインが提供する「バリューカードASPサービス」は、クラウド型電子マネー(プリペイドカード)発行システムとなる。リチャージ可能なハウス電子マネー、贈呈用のギフトカード、販売促進ツールとしてのポイントサービスなど、加盟店のニーズに合わせたサービスの提供が可能だ。2006年7月の会社設立以降、モスバーガー、上島珈琲店といった飲食をはじめ、ホテル、メガネ、文具、コンビニエンスストアなど、さまざまな業界で導入されている。直近では、コンビニエンスストアでの採用により、登録店舗数が倍増。2014年からは、ドラッグストアとスーパーマーケットへの展開を強化している。
バリューデザイン 取締役 林秀治氏は、「弊社は企画から、サービスの設計、立ち上げ、スタートした後のフォローまで行うことが可能です。最近では、クライアントからのご紹介により導入につながるケースも増えてきました」と笑顔を見せる。バリューデザインでは、企画・サービス設計(コンサルティング)、サポート体制(コールセンター、業務センター、法務・会計対応等)、販促フォロー(継続的プロモーション提案、外販支援等)まで一貫して提供できるノウハウにより、実績を積み重ねてきた。単純な決済の提供だけでなく、プロモーションやブランディングといった観点からも販促を支援できる強みが、国内最多の導入実績を積み上げた要因となっている。
システム面も自社で開発しており、ASPとしての提供はもちろん、店舗独自のサービスにも柔軟に対応している。例えば、ハウス電子マネーの顧客情報と、ポイントカードによる顧客情報をマッチングさせたマーケティングサービスを提供可能だ。また、すかいらーくでは、スマートフォンに表示されたバーコードを店頭で読み取り、支払いが可能な優待券サービス「すかいらーくご優待券」を提供している。最近では、発行会社各社が、他社(カード会社のポイント交換等)で販売する取組を推進すべく、営業から運用までサポートしている。
営業については、自社による直販がメインだが、株主である大日本印刷、ティーガイア、オリックスまたは、POSベンダーなどからの紹介もあるそうだ。
国際ブランド事業者での導入も加速
2018年までにアジア全体で65億円の売上を目指す
2013年7月からは、国際ブランドプリペイドカード事業を開始。すでに3ブランドが立ち上がっており、同事業においても国内をリードするプロセッシング会社となっている。セキュリティ面ではペイメントカードの国際セキュリティ基準「PCI DSS」に準拠するなど、対策強化に力を入れる。
「ブランドプリペイドに関しては、流通企業以外からも引き合いがあり、現在お持ちになられている仕組みをどのようにご活用いただけるかというアイデアをお出ししています。今後もシステム対応に加え、サポート力をさらに強化していきたいですね」(林氏)
バリューデザインでは、中国に現地法人を設立し、韓国、シンガポールに現地スタッフが駐在している。2013年から本格的にアジア展開もスタートした。「日本で培った強みはもちろんですが、各国で言語や商習慣、インフラは異なりますので、ローカライズして提供しています」(林氏)。また、タイ、フィリピン、ベトナム等で2014年2月より順次サービスをスタートする予定となっている。
当面の目標としては、ドラッグストアとスーパーマーケットをはじめ、国内の主要なマーケットへの導入をこの1~2年で形にすることを挙げる。加えて、海外展開を起動に乗せ、2018年までにアジア全体で65億円の売り上げを見据える。そのうち海外での売り上げ構成比は30%となる見込みだ。現段階でも導入社数ではアジア№1という声もあるが、その目標が達成された時、名実ともに№1のプロセッサーとして同社の評価は不動のものとなりそうだ。
※導入実績はバリューデザイン調べによる
株式会社バリューデザイン
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