2015年3月17日19:14
ジェムアルトは、Tapitと協業し、「Tapit and Buy(Tapitで購入)」サービスの提供を開始すると発表した。Tapitは世界の名立たるブランドに採用されている技術的なプラットフォームで、企業の物的資産であるコンテンツを、消費者に直接配信できるインタラクティブなオブジェクトに変換させる仕組みを提供している。Tapitに対応している、NFCタグやQRコード、ビーコン等を使った屋外の広告ポスター、製品パッケージ、店舗内の販促ポスターやPOP広告などに、消費者がスマートフォンをかざすだけ支払いができるソリューションとなる。消費者は即時に広告配信業者のeコマースサイトに誘導され、ワンクリックでデジタルコンテンツを購入でき、購入代金は携帯電話会社から請求される。
Tapit and Buyはこの種では初めてのソリューションで、ジェムアルトの子会社であるネットサイズ社の携帯電話会社への請求代行システムとTapitが提供するクラウドプラットフォームを活用し、幅広い種類の物的資産をワンタップのモバイル決済端末に変換する。同サービスは当初英国で展開し、デジタル出版物、ビデオ、音楽、ゲームなど30ポンド相当までのデジタルコンテンツが取引の対象となる。
同ソリューションにより、企業は顧客と直接的なつながりを築くことができ、広告キャンペーンによる投資対効果(ROI)を正確に計測することができるという。