2015年4月15日17:45
GMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)は、トークン(乱英数字の文字列)を利用したクレジットカード決済サービスを2015年4月15日より提供開始すると発表した。
これまでGMO-PGでは、加盟店の情報漏洩対策となる「カード情報非保持サービス」の提供などセキュアな決済環境整備に力を入れており、その1つとして一部の加盟店に同サービス提供していたが、より多くの加盟店に安心・安全なクレジットカード決済サービスを利用してもらえるよう、このほどすべての加盟店に向け提供する。
具体的には、購入者が入力するクレジットカード番号をGMO-PGがトークンに置き換え、クレジットカード番号とは異なる文字列として決済処理するという。GMO-PGの加盟店は、購入者のクレジットカード番号を「保持」することなく、またサーバーやネットワーク上の通信で「処理」「伝送」も行わずに、クレジットカード決済を完了することが可能だ。
これにより、加盟店側でのクレジットカード番号の漏洩リスクを低減できるほか、仮にトークンが漏洩したとしても、それ自体は意味のない無効化された文字列のため、クレジットカード番号が流出する恐れはないという。
また、これまで加盟店がクレジットカード番号に触れずに決済するには、GMO-PGのサーバー上にある専用の決済画面を提供し、購入者にリンク(画面遷移)してもらう必要があり、独自の決済システムの装備といったカスタマイズを施している加盟店は「カード情報非保持サービス」での「非保持」しか対応できなかった。しかし、トークンを利用したクレジットカード番号に触れない決済サービスは、決済システムをカスタマイズしている加盟店も導入できるほか、購入者に画面遷移を促す必要がないため、外部リンクによる購入の離脱も防ぐことができるそうだ。
企業名 | 所在地 | HP | |
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