2024年1月31日8:30
TIプランニングは、2024年1月25日にペイメントナビ有料セミナー「日本と世界の決済トレンドと今後の国内動向」を開催した。当日は、GMOペイメントゲートウェイ、Adyen Japan、Boku Network Servicesの担当者が講演した。同セミナーは有料開催となったが、75名が登録。当日のリアルタイム配信に加え、アーカイブでの視聴も提供した。
第一講演では、「国内のEC決済トレンドと日本のEC事業環境により適した新接続方式『OpenAPIタイプ』と題して、GMOペイメントゲートウェイが講演した。
まずイノベーション・パートナーズ本部 イノベーション戦略統括部 イノベーション企画部 決済企画グループ 課長 財津拓郎氏が「PGマルチペイメントサービス」について紹介した。
その後、システム本部 システム企画統括部長 鈴木隆志氏が「PGマルチペイメントサービス」をメジャーアップデートし、新たな接続方式として提供を開始した「OpenAPIタイプ」について説明した。鈴木氏は、OpenAPIタイプの概要や利用者の反応、今後の展望について解説した。
第二講演では、Adyen Japanが「国内外の消費者行動から見た決済トレンドと今後の方向性」と題して講演した。同講演では、Head of Sales 佐野匠氏とAccount Management Team Lead 東隆三氏の掛け合いによって、海外/日本の消費者行動トレンド、決済における海外と日本の比較、最新テクノロジーを活用した海外/国内事例、日本のコマース/決済の今後について解説した。両氏は事例として、FCバイエルンミュンヘンに対し提供している、Allianz Arenaスタジアムでのピックアップやオーダーといった事例を紹介した。海外ではユニファイドコマースが当たり前になっているというが、今後は決済を起点とした顧客体験向上、データトリブンの取り組みは必須だとした。
最終講演では、Boku Network Services, Incカントリーマネージャ APACシニアバイスプレジデント 依田寛史氏が「BNPL、キャリアビリングの国際動向と今後の動きについて」紹介した。依田氏は後払い決済事業者の国内代表を務め、BNPL事業者でのセミナーに登壇するなど、同分野にも詳しい。また、Bokuはモバイル決済プラットフォーム事業を展開している。依田氏は、BNPLについて、海外の動向、海外の規制や課題、国内プレイヤーの取り組みを紹介した。また、キャリアビリングの国内動向、海外のキャリアビリングの動向、Bokuのビジネスと国内展開についても説明した。