2015年6月22日18:32
伊藤忠商事は、プリペイド市場への取り組み強化を狙い、世界30カ国で1,000キャンペーン以上の展開実績を持つ、法人向けデジタルプリペイド流通プラットフォームの開発・運営者の米国・ifeelgoods社(アイフィールグッズ)と業務提携し、2015年6月中旬より本格的に日本市場への展開を開始すると発表した。
伊藤忠商事は、事業会社での取り組みを含め、これまでマイクロソフト社のSkypeクレジット用利用番号の発行・発売や、各種プリペイドカードの流通、コンビニ店舗に設置されている情報端末を通したエンドユーザーへのプリペイド販売など、年間5,000億円超と言われている個人向けプリペイド市場においてさまざまな事業を展開してきた。
今回ifeelgoods社との業務提携により、デジタルプリペイドの在庫管理から、キャンペーン企画の立案支援、キャンペーンサイト構築・運用、エンドユーザーへの配布まで、まとめて一元管理することが可能となる。デジタルプリペイドは、メーカーやサービス提供者の販売促進、ポイント・マイレージの交換対象、従業員向けインセンティブ、或いはコールセンターでの顧客対応への謝礼などでの利用が見込まれ、販売促進市場は広告市場と同規模の6兆円強、またポイント・マイレージの年間発行総額は9,000億円を超える規模にまで拡大しているという。
伊藤忠商事は、ifeelgoods社とともに、2015年度中に日本国内だけでなく、アジア諸国に事業エリアを拡大する方針だ。また、3年以内に取扱高年間1,000億円以上を目指すという。