2015年12月25日18:38
伊藤忠商事は、生体認証による本人認証・決済サービスを手がけLiquidの第三者割当による株式を取得すると共に、業務提携を行い、キャッシュ・カードレスの認証市場へ参入すると発表した。
今回出資したLiquidは、生体情報にフォーカスした画像解析技術に加え、機械学習を利用したビックデータ解析技術により、高速処理を可能とする認証アルゴリズムを独自開発し、生体認証のみでの本人認証・決済サービスを提供している。
伊藤忠商事は、クレジット・プリペイド・ポイントなど個人のカード保有枚数の増加、オリンピック等による、観光事業をはじめとした「決済」需要の高まり、ネットの情報漏洩リスクの高まりに伴うユニークパスワードの増加とその管理、スマートフォン端末の指紋認証普及に伴う生体データ提供の心理的ハードル低下など、昨今の社会環境の変化を踏まえ、日本をはじめとして、シンガポール、インドネシア、タイ、フィリピン、中国、台湾などのアジア各国で、リテイル・エンタメ・金融・医療・スマートシティ等の市場に対して、同社サービスの普及促進を目指し、マーケティング支援・システム開発・販売活動を行っていくそうだ。