2018年4月27日13:17
ジェムアルト(Gemalto)は、同社のトラステッド・サービス・ハブ(TSH)が非接触ICカードであるオクトパスカードをSamsung Pay(サムスン・ペイ)で利用できるようにセキュアにデジタル化することを可能にしたと発表した。この新しいモバイル決済サービス「Smart Octopus in Samsung Pay」では、サムスン製対応スマートフォンをオクトパスカードのリーダーにタップするだけで買い物や交通機関の利用時の支払いを済ませることができるほか、入退室管理に利用することも可能だ。
Smart Octopus in Samsung Payは、ジェムアルトのTSHを活用することでオクトパスカードをデジタル化してSamsung Payに組み込んだもので、残高の移行や関連するロイヤルティプログラムの利用もできる。Samsung Payにクレジットカード情報を登録することもかにで、必要な時にデジタルオクトパスカードにチャージする手段として利用できる。
オクトパスカードは、香港での公共交通機関の利用や買い物での支払いで使用されているプリペイドの非接触ICカードで、小売店、オンラインショッピング、遊戯施設、自動販売機、セルフサービス式のキオスクなど、8万カ所以上で利用可能だ。現在利用されているオクトパスカードとO! ePay口座は3,450万を超え、一日当たり1,450万件以上、金額にして2億香港ドル以上の決済が行われているという。
現在のSmart Octopus in Samsung Payの対応機種はSamsung Galaxy Note8、S8+、S8、S9、S9+、A8+、C Proシリーズ(C5 Pro、C7 Pro、C9 Proモデルを含む)となる。