2015年10月1日9:00
2014年世界のデータ漏洩発生件数は1,541件で、前年対比46%も増えた。ジェムアルト2014年調査によると、漏洩したデータは10億件を超えている。2014年は毎秒32件の情報が盗まれたことになる。
このうち12%が金融セクター、11%が小売での漏洩だ。外部からの攻撃は55%で大半を占めている。内部犯罪は15%だった。
エリア別にみると、北米でのデータ漏洩が76%で最も多かった。といっても米国がほとんどで全体の72%を占めている。
ついで英国が8%、カナダが4%、オーストラリアが2%、イスラエルと中国がそれぞれ1%となっている。
データ漏洩の44%がID盗難。17%が金融情報、11%が口座情報を狙ったものと考えられている。
米国のカード不正に絞ってみると、非対面のオンライン不正が45%、偽造が37%、紛失・盗難が14%、その他が4%となっている。