2015年11月26日18:38
福岡市交通局と、タイムズ24は、2015年12月1日から、福岡市内すべての「タイムズカープラス」170カ所・350台以上を交通ICカード「はやかけん」で利用可能にすると発表した。自治体全区域を対象とした同サービスは全国初の試みとなる。
通常「タイムズカープラス」を利用時には、会員カードの携帯が必須となっているが、同サービスは「はやかけん」を会員カード同様に、車両のドアロックの解錠・施錠に利用できるようにするもの。
これまでは、「レール&カーシェア」サービスの適用駅である福岡市地下鉄姪浜駅・馬出九大病院前駅に配備している車両のみが同サービス対象だったが、12月1日より福岡市内に設置しているカーシェアリング車両すべてが対象となる。
同サービスのために「【はやかけん対応】カーシェア無人入会機」を福岡市地下鉄博多駅と天神駅に設置。これは「はやかけん」を鍵として登録するだけでなく、免許証とクレジットカード、携帯電話があれば、その場で入会・カード発行が可能であることから、カーシェアリングの利用がより容易になる。
また、2015年12月1日には、福岡市地下鉄藤崎駅および箱崎九大前駅に「タイムズカープラス」のステーションをオープン。これにより福岡市地下鉄空港線・箱崎線の全駅周辺で「タイムズカープラス」を利用できる。今後は、同七隈線全駅への配備を進めるほか、既設駅周辺のステーションおよび車両の増設も進めていく。