2015年12月7日22:12
凸版印刷とNTTデータは、2015年12月7日、次世代型決済サービスの開発で協業することで合意したと発表した。同取り組みの第一弾として、凸版印刷はNTTデータの技術支援のもと、2015年12月より国際ブランド加盟店で利用可能なプリペイドカードの発行・管理が行える「国際ブランドプリペイドカードASPサービス」を金融業界や流通業界に向けて提供を開始する。
また両社は今後、保護者がスマートフォンにて入出金管理が可能な子ども向けプリペイド型決済サービスなどを開発・提供することで、生活者の利便性向上をはじめ社会課題の解決にも貢献する決済サービスの提供を目指す。
国際ブランドプリペイドカードのほか、①訪日外国人向けおもてなしにつながる、情報配信機能や決済機能などを融合させたサービス、②地域活性化、地域産業の振興に貢献する決済サービス、③金銭教育に寄与する子ども向け決済サービス、④アクティブシニアを応援するシニア専用マネー、⑤情報分析技術を活用した決済連動キャンペーン――などを提供する。
凸版印刷はこれまで、流通やメーカーのマーケティング企画立案やキャンペーンなどのCRMソリューション、電子チラシサービス「Shufoo!」などを開発・提供。また、国際ブランドクレジットカードの製造・発行業務やスマートフォンへのクレジットデータ発行サービス「TOPPAN SP-TSM」、キャッシュカードの店頭即時発行システム「TOPPAN ACIS-BS」などの決済関連サービスを提供してきた。
NTTデータはこれまで「CAFIS(キャフィス)」をはじめとしたカード決済ネットワークの構築や、POS端末のカード決済ソリューションをASPで店舗に提供する「PastelPort(パステルポート)」、店舗でのさまざまなカード決済や口座振替受付を1台で実現する「INFOX(インフォックス)」などの開発・提供を行ってきた。
凸版印刷とNTTデータは今後、両社で開発した新しい決済サービスを、金融業界や流通業界などに向け提供することで、2018年度中に関連受注を含め約100億円の売り上げを目指す。