2016年1月18日21:03
近鉄百貨店は、中国からの利用者向けにスマートフォンを使用したオンライン決済サービス「支付宝(Alipay:アリペイ)」を2016年2月1日よりあべのハルカス近鉄本店、上本町店、和歌山店、四日市店で導入すると発表した。
観光庁の調査によると、2014年の日本における外国人旅行者による旅行消費額は、中国が最も多く、その額も年々増加傾向にある。また、螞蟻金融服務集団(Ant Financial)傘下のアリペイは、中国国内の実名認証ユーザー数が4億人以上におよび、スマートフォン保有者のほとんどが使用している決済サービスとなる。
アリペイの導入で金銭授受が不要となることにより、よりスピーディなレジ業務を実現し、顧客の利便性向上を図るという。また今後は、アリペイのアプリを使用した集客にも取り組んでいく方針だ。
決済方法は、①売場設置のタブレット端末に利用金額を入力する、②利用者のスマートフォンに表示された「アリペイ」アプリのQRコードを、タブレット端末で読み込む、③専用プリンターでレシートが印字され、買い上げ商品とレシートを渡す――流れとなる。
取扱売り場は、あべのハルカス近鉄本店が化粧品売場、婦人身回品売場、婦人靴・ハンドバッグ売場、上本町店、和歌山店、四日市店が各化粧品売場となる。