2016年2月3日19:32
MasterCardは、「アジア太平洋地域渡航先ランキング(MasterCard Asia Pacific Destinations Index)」を発表した。
同調査の結果、一泊以上滞在する海外からの渡航者が初めて2,000万人を超えたバンコクが他の都市を大きく引き離し、第1位に選ばれた。第2位と第3位は、僅差でシンガポールと東京がそれぞれランクインしている。
中国からの観光客増加が牽引し、日本からは、東京(3位)、大阪(10位)、北海道(14位)、千葉(17位)がトップ20にランクインした。また、2014年と比較すると、この4都市すべてで海外からの渡航者数が大きく伸びており、対前年比成長率は50%を超えている。成長率は、それぞれ東京が53.2%、大阪が54.0%、北海道が50.3%、千葉が56.6%となった。
トップ10にはタイの3都市が名を連ね、バンコクのほかにも、プーケットと沿海都市のパタヤがそれぞれ第5位(930万人)と第8位(810万人)にランクインした。 またトップ10のうち5都市で、一泊以上滞在する海外からの渡航者数が対前年比10%以上の増加を見せている(バンコク:28.6%増、東京:53.2%増、プーケット:15.5%増、パタヤ:10.0%増、大阪:54%増)。
「アジア太平洋地域渡航先ランキング」では、アジア太平洋地域の167渡航先都市を調査対象としている。今回の調査では、その167都市中、一泊以上滞在する海外からの渡航者の約半数が上位20都市に渡航していたことが分かった。また、渡航者による渡航先都市での総消費額は、バンコクが第1位(152億USドル)、続いてソウルが第2位(144億USドル)、シンガポールが第3位(141億USドル)、東京が第4位(119億USドル)、クアラルンプールが第5位(105億USドル)となった。
1日当たりの消費額が多かった上位20都市ランキングでは、上海が第1位(269USドル)、北京が第2位(262 USドル)、ソウルが第3位(258 USドル)、シンガポールが第4位(255 USドル)、香港が第5位(240 USドル)にランクインした。