2016年5月13日16:11
ジャパンネット銀行は、2016年11月に日本の銀行として初めて、キャッシュカードと同じ薄さのカード型トークンを導入すると発表した。
今回採用するのは、デジタルセキュリティの世界的なリーディング企業であるジェムアルト社の開発した薄さ0.8ミリのトークンで、この薄さのトークンは日本の銀行で初めての導入となる。トークンは、キャッシュカードと同じ薄さのため、財布やパスケースへ収納して携帯できるようになる。また、ワンタイムパスワードの表示部分に日本で初めて電子ペーパー(electronic paper)を使用し、数字の見やすさも向上した。
カード型トークンは、11月29日(予定)以降に口座を開設するすべての利用者に無料で配布。また、すでに口座を保有する人へは、希望に応じて切り替えてもらえるようにした。
なお、ジャパンネット銀行では、2006年5月のトークン式ワンタイムパスワード導入時より、新規に口座を開設する人だけでなく、それまでIDカード(乱数表)を利用していた人にも全員にトークンを無料で配布し、安全性の高いトークンへの切り替えを推進してきた。2015年4月には、取引時のIDカード認証を完全に廃止し、ワンタイムパスワード認証に統一。すべての利用者へのトークン無料配布、IDカード認証の廃止は、いずれも日本の銀行では初めての取り組みとなった。