2016年6月22日9:00
ネット社会が進展するにしたがい、ハッキングやフィッシングなどのサイバー犯罪が拡大している。IoT社会になるとさらにネットの脅威は増大する。
投資家にとってサイバーセキィリティ企業は魅力的だ。サイバーセキュリティのベンチャーであるサイランス(Cylance)はシリーズDラウンドで1億ドルを調達した。
今回リードしたのは世界最大の投資ファンド運用会社のブラックストーン(Blackstone)。インサイトベンチャー(Insight Venture Partners)や既存投資家からも出資を募った。
サイランスの特徴はAIを駆使して不正防止に取り組んでいる点。サイバーハッカーがどのように考えて攻撃を仕掛けてくるか。機械学習を活用してセキュリティを確保する。
人工知能は投資家にとって見逃せない領域である。今回調達した資金はマーケティングや開発に使う。