2016年8月1日22:53
未回収リスク保証型の後払い決済サービスを提供するネットプロテクションズは、2016年8月1日から、同社が提供するリスクなく請求業務をアウトソースできる決済サービス「FREX B2B後払い決済」(フレックス ビー・トゥー・ビー)を、JFEエンジニアリングの生鮮品卸事業者向けクラウドサービス事業に提供を開始した。
JFEエンジニアリングはエネルギーや環境といった幅広い領域でソリューションを提供しており、生鮮品流通の効率化・合理化を支援する事業も展開している。2016年1月からは生鮮品卸事業者とその顧客との受発注業務の効率化を支援するクラウドサービス「らくうけーる」の提供を開始している。この新規事業「らくうけーる」を拡大していくにあたり課題となっていたのが請求業務の効率化だった。
「らくうけーる」は月額数万円~と低額で利用できるサービスとなる。そのため個別の請求業務に人員を割いてしまうと、人件費が1社あたりの利益を上回ってしまい、少ない工数で請求業務を完結させる必要性があった。
また、卸事業者に新規で販売を行っていく上で、企業与信についても課題があったという。新規で取引を開始する場合、信用調査を行う必要があるが、JFEグループの審査基準で調査を行う必要があったため、調査期間が長期化したり、基準を満たすことができず取引を開始することができないなど、利用を希望されるすべての人へのサービス提供が困難な状況だった。
こうした企業間取引におけるリスクと請求業務負荷の問題点を解消し、事業拡大を行うための手段として「FREX B2B」が選ばれた。
「FREX B2B」は、与信、請求書発行、代金回収といった請求業務をすべてアウトソースすることが可能になり、万が一の未回収発生時にも保証を行うため、企業間取引におけるリスクと請求業務の問題点を解消することができる。さらに、「FREX B2B」を利用するにあたって、顧客に書類等の事前手続きを一切求めないため、幅広い顧客に対して提供できる。