2010年9月12日9:00
米キャピタルワンはハウスクレジットカードのポートフォリオを買収することになった。キャピタルワンにとっては初のハウスカード。
キャピタルワンの取扱高ランクは全米第4位。今回買収したのはコールズ(Kohl’s)百貨店のハウスカードである。
口座数は1,950万口座、そのうち残高ありの稼動口座は430万口座。
もともとチェイスが2006年に買収し保有していたポートフォリオである。チェイスはコールズのほか、BPやキャンピングワールドなど10社のハウスカードポートフォリオを保有している。
キャピタルワンとコールズは7年契約。コールズは顧客サービスや広告宣伝、マーケティングをおこなう。
ハウスカードは貸倒率が高く、GEマネーやシティはポートフォリオ売却を何度も試みているが、買手がつかない状態。キャピタルワン初のハウスカード買収はあらたなハウスカード売買のきっかけになるかもしれない。
■「カードBizと僕の勝手気ままログ」のリアルタイム更新はこちら
※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。