2016年10月22日9:00
アリババグループのアントフィナンシャルはバーチャルリアリティ(VR)での決済サービスを発表した。その名もVR Pay。
VRの利用にはヘッドマウントディスプレイ(HMD)という特別なディバイスが必要。そこに投影されるバーチャルモールで商品の詳細を確認し、購入するときは「うなずく」動作で完結するというもの。
決済のたびにHMDをとりはずし、モバイルで決済という手間をなくした。うなずくという動作のほかに、その商品をじっとみつめるという動作も研究中とか。
利用者の本人確認はどうするか。VR Payを利用するときは、最初にHMD機器で本人認証するという方法と、音声認証という方法を考えている。商用化は2016年末の予定だ。
技術の進展によって、決済の世界はどんどん進化している。VR Payの開発期間はわずか数カ月。日本の決済企業も負けてはいられない。