2016年10月30日9:00
アーリーステージのフィンテックベンチャー向け投資を目論むベンチャーキャピタルが壁に突き当たった。オーストラリアのH2ベンチャーズである。
資金調達の方法はIPO。この8月に目論見書を当局に提出していたが、機関投資家の興味を惹きつけられなかった。調達額は5,500万ドルだった。
投資先として考えていたのは15社から50社のフィンテックベンチャー。世界中から有望なフィンテック企業を探して、ポートフォリオを生成する計画だった。
フィンテック企業でマネタイズできるところは少ない。機関投資家は夢を追わない。確実なリターンを求めている。